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コラムvol.03 度付きメガネのお悩み解決策!「強度近視の方も目が小さく見えないフレーム選び編」

いつもご覧頂き、ありがとうございます。
 
 
 
メガネのお悩み解決コラムを数回に分けてお送りしております。
 
第3回目は、
KYOTO TRADITION 林がメガネ選びのテクニックとして、
フレーム選びの重要性とFPDという考え方についてお話していこうと思います。
 
 

フレームを選ぶときの2つのポイント

コラムvol.03  度付きメガネのお悩み解決策!「強度近視の方も目が小さく見えないフレーム選び編」
前回ご紹介したレンズの選び方でメガネの見栄えや見え心地が大きく左右される事は、お解り頂けたとおもいます。
 
メガネを作るのにレンズ選びもとても重要になるのですが、
なんと言っても掛ける人の「顔」にもなるのはやっぱりフレーム。
今やファッションアイテムとしても十分に確立しており、どうせ眼鏡を掛けるなら気に入ったフレームをオシャレにカッコ良く・可愛く掛けたいですよね。
 
 
とはいえ、メガネに対するマイナスイメージをお持ちの方がまだまだ多いのも事実。メガネではなくコンタクトをメインに使用されている方の中には、
 
・度が強くて、メガネにすると目が小さくなる…
・レンズが分厚くなるからメガネが重たくなる…
・過去に作ったメガネで、仕上がり前と後で印象に違いがあり過ぎた為、外用にはしづらい…などなど
 
 
見栄えや、度の強さに関する理由からメガネを敬遠される方も少なくないかと。
 
 
でもご安心下さい。
今回のテーマに沿ってお選び頂くだけでも、マイナスに感じていたイメージを改善出来ますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
 
それではいきましょう。
コラムvol.03  度付きメガネのお悩み解決策!「強度近視の方も目が小さく見えないフレーム選び編」

Point:01 レンズ幅の小さなフレームを選ぶ

 
 
 
日本人の多くは近視の方で、レンズ中心から端にいくにつれて厚みが出るマイナスレンズを用いて視力を矯正します。
 
マイナスレンズは、厚みが出るほど光を屈折させる力が強く、物を小さく見せる力が働いてしまうのです。
 
すなわち、レンズ幅の広い眼鏡だと、レンズの厚みのある箇所がフレーム内に多く残るので、フェイスラインの凹みや目を小さく見せてしまう効果がより強く出てしまう訳です。
 
それではまず、横長スクエアフレームと幅の小さめフレームを比較してみましょう。
 
コラムvol.03  度付きメガネのお悩み解決策!「強度近視の方も目が小さく見えないフレーム選び編」
上の図の赤い線と黄色い線が横幅の比較です。
 
横幅が小さくなる事によってレンズの厚みが出やすい耳側部分はかなり削ぎ落とされてますね。
耳側にレンズ厚が残り過ぎると、フェイスラインを歪ませてしまう効果が非常に強いため、出来るだけ幅の小さいものをお選び頂くのが印象を良くするコツです。
 
 
それでは、強い度数の入った横長スクエアと幅の小さなメガネを、マネキンに掛けさせて比較してみましょう。
 
 
コラムvol.03  度付きメガネのお悩み解決策!「強度近視の方も目が小さく見えないフレーム選び編」
上の画像を見てもお解りの通り、幅の広いものに比べ、端に残るレンズの厚みが減り、フェイスラインの崩れが感じられなくなりました。
 
また、レンズ面が小さくなる事で、対比で黒目も大きく感じられる様になります。
さらには、レンズの厚みが減る事で、レンズ自体の重量も軽くなる為、仕上がりの重さも軽減されやすいです。
 
意外といい事尽くめですね。
コラムvol.03  度付きメガネのお悩み解決策!「強度近視の方も目が小さく見えないフレーム選び編」

Point:02 PD(瞳孔間距離)とFPD(フレームPD)が
同じか、近いものを選ぶ

 
 
 まず、皆様それぞれ目と目の間隔は違いますよね。
メガネをお作りする為には、度数以外に必要不可欠なデータとして、PD(瞳孔間距離)というものがあります。
これは、左右の瞳孔同士の距離を指します。
 
 
私達はこの数値を基に、レンズの中心(度数誤差が無く、歪みの無い部分)と、皆様それぞれのPDを合わせてメガネフレームに枠入れ加工を行います。
一部例外もありますが、これがズレると見え心地に悪影響を及ぼすメガネになってしまいます。
 
ちなみにPD(瞳孔間距離)の日本人の平均値は、成人男性で64mm、成人女性で62mmと言われています。
 
 
ご自身のPDが分からない方は、お店で簡単に調べる事が可能ですので、是非スタッフにお申し付け下さい。
覚えておくと、今後のメガネ選びがしやすくなりますよ。
 
 
皆様のPDは千差万別なのはお解かり頂けたと思いますが、実はメガネフレームにも同じ事がいえます。
メガネフレームにもFPD(フレーム間距離)というものがあります。
 
 
 
 

解説!FPDとは?

コラムvol.03  度付きメガネのお悩み解決策!「強度近視の方も目が小さく見えないフレーム選び編」
上の図がFPD(フレーム間距離)です。
簡単に言うと、メガネのサイズ表記ですね。
 
これも瞳孔同士の間隔と同じで、メガネフレームの左右レンズの中心同士の距離を指します。
 
 
サイズをいちいち計測するのか…
いいえ、メガネそれぞれに表記の印字があります。ご安心を。
 
メーカーによって様々ですが、テンプル内側等に記載されている
 
 
 
 
コラムvol.03  度付きメガネのお悩み解決策!「強度近視の方も目が小さく見えないフレーム選び編」
例) [46□24]
 
↑このような表記から読み取れます。
(表記の無いものは、実測が必要です。)
 
意味としては、
①四角を挟んで左側が、片眼のレンズの端から端までの距離(mm)
②四角を挟んで右側が、左レンズ鼻側から右レンズ鼻側までの距離(mm)
 
です。
 
それでは、選び方のコツですが、
このFPDとご自身のPDを比較して、近い数値もしくは同じ数値のものをお選び頂くのがベター。
 
 
数値が同じに近ければ近いほど、レンズの厚みの少ない中心付近が左右均等に枠入れされる為、フェイスラインの崩れを軽減してくれます。
また、レンズの厚みの少ない部分を使用する為、仕上がりの重量やレンズ厚も軽減されやすいです。
いかがでしたでしょうか。
 
まだまだ選び方のテクニックはございますが、まずは上のポイント2つを意識してお選び頂くだけでも、見栄えも格好も良く掛けれるメガネに近づけるはずです!
是非ご参考にして頂ければ幸いです。
 
 なんとなくわかるけど、探すのは難しい…という方は、
もちろん各店舗のスタッフがメガネ選びのお手伝いをさせて頂きます。
ぜひお声がけください。
 
 
次回は、ファッションだけじゃない、日常使いのメガネにも取り入れたい「カラーレンズ」についてご紹介ます。どうぞお楽しみに!
 

第2回
ユレや歪みの解消におすすめのレンズ選びのポイントはこちら!